そんなコロンビア生活から ¿Cómo amaneció?
自然と街の調和がステキなFilandia, Quindío(キンディーオ県フィランディア市) |
今回は書くのにあまり時間がかからず,タイムリーな話題で一つ。
ただいまコロンビアは,先生たちのストライキ中。
4月22日(水),私とカウンターパートがグアテマラで在外研修中に
カウンターパートから「今日から始まったんだよ。」と聞いたので,
30日の今日で早9日間。
私は,ボランティアとして直接学校に行く活動が少ないから
あまり活動に支障はないけれど…。
それでも今日は木曜日なので,本来私は2つの小学校4つのクラスに
リコーダーの授業をしに行くはずだった。
けれど,ストライキ中ですから当然授業はあっていない。
子どもたちも学校には来ないんだそう。
私が小さい頃は,日本でも先生たちのストライキがあってて
子どもは学校で自習していたような記憶が...
せいぜい1日か半日くらいだったような...
先生たちも職員室に待機していたと...
あぁ,歳がバレる(笑)
だけど,カウンターパートは学校に行ったから,
先生たちは学校に集まってるのかな。
そこはコロンビアも同じなのかな。
カウンターパートの所属する学校の校舎Circasia, Quindío(キンディーオ県シルカシア市) |
ここ任地アルメニアでも県庁までの道のりを
先生たちのデモが通ったりしているらしい。
県庁前でシュプレヒコールが起こっているもよう。
私たちボランティアは,そういったところに
近づいてはいけないので(安全面から)
知り合った先生たちのFacebookの画像とか,ニュースとかで見るだけだけど。
いつまでなの?
ってカウンターパートに聞いたら,「さぁ。」って。
労組と教育省?それとも各県庁?その辺はよく分からないけれど,
行政側との同意がとれれば終わるのだそう。
知ってる中で一番長かったストライキは?と聞いたら,1ヶ月だったって。
うーーん!1ヶ月も授業なかったら,1年間の授業内容が終わらないんじゃない?
ただでさえ先生の独断で,学習内容を教えたり教えなかったりするのだから。
ますます子どもたちが教わる内容が減っちゃう。
でも,先生たちの気持ちも分からなくはないんだよなぁ。
学校に教材に関するシステムがないから,
先生たちは,少ないお給料から自腹きって
子どもたちに渡すプリントのコピー代とかちょっとした教材とか買ってるもんなぁ。
就学前のクラス。 コロンビアでは小学校の中にあり, 義務教育の一環として存在。 (田舎以外ww) |
3年生。重さの学習。 先生,子どもたちに重さを測らせるため たっくさんの物を買ってきてた。 |
先生たちも研修とか受けてがんばってるもんなぁ。
カウンターパートと共に実施した かけ算との出会いの授業の仕方の研修会 実際の授業形式で実施。 板書は私の担当, 授業進行はカウンターパート。 というように役割分担をして。 |
カウンターパートが実施した教材を用いた 数学の授業の仕方の研修会 (中学校数学教師対象) |
先生たちのストライキはコロンビア全土って言ってたけれど,
やっぱり全国の公立小中学校で授業があっていないのかな。
どうなんだろ。
とにかく,子どもたちのために早く双方の合意がとれますように。
私は祈るしかありません。
授業観察に行ったときに撮った1枚。5年生。 |
先生たちのストライキ継続中。本日,5月4日。授業がなくなって2週間が経つ。
返信削除行政側と労組が合意に達し,ストが終了しました。
返信削除結局2週間半,授業がありませんでした。
子どもたちは,6月後半から3週間の休暇に入るのですが(先生たちは2週間の休暇),
そこで,1週間授業を延ばして休暇を2週間に減らすんじゃないかな。
と言っていました。