月曜日, 1月 12, 2015

やっぱりクリスマスは本場で。

クリスマスから年明けまで過ごした数学学部長の別荘

1月になって乾季に入り,最高気温30度くらいの晴れた日が続く

アルメニア市より¿Cómo le va?

日本より湿気が少ないので,30℃でも全然過ごしやすいです。




振り返ってみれば,クリスマスシーズンは

コロンビアの文化を学ぶとてもいい機会でした。

宗教にもとづいた この行事は,

日本では味わいにくい空気に包まれていました。




クリスマスはハロウィンが終わると徐々に

その色を濃くしていきます。

11月ごろから,お店や街はもちろん,

各家庭工夫を凝らして家じゅうがクリスマスの

飾りで満載です。


Pesebre
前記事の【¡Feliz Navidad!】に写真があります。

もちろんPapá Noel(パパ ノエル;サンタクロース)や

クリスマスツリーもありますが,

宗教的に一番大切なのは,Pesebre(ペセブレ)と呼ばれる

キリスト降誕を再現したジオラマでは

ないでしょうか。

Pesebre

教会にはもちろんのこと,お家や

マンションのエントランス,町の広場,

ショッピングモールなどなど

大小さまざまなPesebreがありました。




11月から12月にかけては,友達や職場の仲間を自宅に招待して

お食事会があります。

私の同僚は,知ってるだけでも3回は呼んでいました。

息子の同僚たち,自分の仕事仲間,趣味の仲間と。

私は,そのうちの息子の同僚たちの時にはお手伝いに行き,

仕事仲間の時には招待されました。

食事後,一息ついたら伝統の儀式。

一人一本ずつろうそくを持ち,順番に日頃の感謝の気持ちを述べ合います。

ろうそくの火を回して,火が回ってきたら自分の番ってことです。




クリスマス会のような仲間で集まる会もあります。

もちろんプレゼント交換もあります。

プレゼント交換は自由参加で

プレゼントを持ってきた人は参加する。

持ってこなかった人は見るだけという

何ともシビアというか自由というか。

でも考えようによっては,プレゼント交換がある場合,

必ずプレゼントを用意して参加しないといけない

日本のほうがシビアなのかもしれません。

プレゼント交換の仕方もちょっと面白くて,

くじを引いて順番にプレゼントを選んでいくのですが,

プレゼントを選んだら即座に開き,みんなに見せます。

そして,後からプレゼントを選ぶ人は

まだ開いていないプレゼントから選んでもいいし,

なんと先に選んだ人のプレゼントをもらってもいいんです。

だから,順番になって自分がプレゼントを選んだとしても

他の人からとられる可能性もあるので

最後の最後まで,確定ではありません。

私は一番のくじを引いて選んだ物がライト付きのボールペンだったんですが,

途中で取られちゃいましたw

他の人に取られたら,自分が新たにプレゼントを選びに行きます。

私は取られたおかげで,次に選んだプレゼントはもっといい物でした♪

取られる時の攻防戦を楽しむんですね。

「あなたが持ってるコレがいい。」「あげたくないわ~。」とか。

ヘンなのに当たった人は,見せびらかせて

「ぼくのコレだよ~。コレ,どうだい?あげるよ~。」とか。

だから,プレゼントの中身はウケ狙いとかもあります。

大きな立派な箱で開けるとキュウリ1本だったとか。パスタ1袋とか。

プレゼントそのものよりも交換のゲーム性を楽しむんですね。

笑いまくって,かなりおもしろかったです。








12月8日に「聖母受胎の日」という

名前通りの祝日があり,

クリスマスの祝いは本格化していきます。

日によって場所が変わりますが,

通りでは,歩行者天国ができ飲んだり食べたり


花火が上がったり。

お祭り騒ぎがあちこちであります。





でも,お祭り騒ぎばかりではありません。

キリスト降誕の前夜12月24日が9日目の夜となるように,

12月16日より9日間,夜にお祈りをします。

これら9日間の夜をLas novenas navideñas(ラス ノベナス ナビデニャス;

クリスマスの9日間の祈り)と言います。

家族やマンションの人たちで集まってお祈りをします。

この9日間には,1日目の夜,2日目の夜・・・というように

一夜ずつ,キリストが降誕するまでの9日間のお話があります。

そのお話を聞いて,歌を歌って,お祈りをして...

そしてマンションなどで集まると,

クリスマスの定番おもてなし

Natilla con Buñuelo(ナティージャ コン ブニュエロ)をいただきます。

Natilla
Natillaは,コーンスターチで固めたプリンみたいな

デザート。食感はういろうっぽい。

Buñueloは,トウモロコシ粉で作ったチーズ入り

揚げ菓子。NatillaにBuñueloをのっけて,

Natillaを食べつつBuñueloを

ほおばるって感じで食べます。

Buñuelos

私のマンションは,このお菓子に加えて

Empanada(エンパナーダ)もついていました♪

Empanadaは,トウモロコシ粉で作った皮で具

(コロッケのような具,米入りの場合も)を

包んだ揚げ餃子のようなミートパイのような...

そんな軽食用の食べ物です。[痛恨の写真撮り忘れ(T^T)]







そうやって,キリスト降誕の前夜24日を迎えます。

24日夜は,特別です。

普段,コロンビアの人は昼食が一日のメインの食事で,

朝夜の食事は簡単に済ませます。

けれど,24日の夜はごちそうです。

昼食後から作り始めた料理の数々が食卓に並びました。

ちょっと話がそれますが,

この時期に1週間ほど,大学の数学学部長のご家族と

過ごさせてもらって分かったのですが

こちらはソース文化で,ソースやドレッシングなど

すべて手作りです。

オレガノやコリアンダーなどよく使います。

特にコリアンダーは,スープでも

ピカンテ(わさびやカラシ,七味のような使い方)でも必需品です。

日本では,ついつい買ったソースで済ませちゃうけれど

ちょっと見習わなくちゃなって思いました。









もちろん24日もお祈りをしますが,

その後には子どもたちへクリスマスプレゼント!

おじいちゃんおばあちゃんから,

おじさんおばさんから,

両親から・・・と

そして,みんな何個もあげるので

それはそれはたくさんのおもちゃをもらえます。

そりゃ嬉しくないはずがありません。

子どもたちは即刻遊んでました^^

ちなみに私ももらっちゃっいました★








子どもたちを寝かしつけたら大人の時間。

音楽かけて飲んで踊って!

0時になって25日を迎えても

寝かせてもらえませんでした^^;

とにかくどの曲でも踊って。踊りまくりました!

結局,寝たのは2時w

それでも,私はこっそり寝室に入った人です・・・








そんなこんなですから,25日はゆっくり起床。

1日のんびり。

降誕の日を迎えることが大事なんだなと感じた一日でした(笑)








こんなに素晴らしく,そして学ぶことの多かったクリスマスシーズン。

この休暇に一人で過ごすなんてあんまり過ぎると,

別荘に招待してくださった大学の数学学部長さんに感謝です。

前記事の【¡Feliz Navidad!】には音楽とともに過ごすクリスマス動画もあります。

一週間たっぷり楽しみ,一緒に暮らしたからこそ学べたこともたくさんありました!

Mil gracias!(ミル グラシアス;直訳→千個のありがとう)


別荘から見た日没








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