月曜日, 10月 19, 2015

アルメニア祭りー12/10/2015 最終日ー

日本のお菓子がおいしいと職場で大好評。

そんなコロンビアから ¿Qué hubo?(コロンビア北西辺りのかなりくだけた挨拶)


Desfile Cuyabro で踊る子どもたち。
そりゃ1週間前から学校休みになるよね。







アルメニア祭り3日目,最終日。

初日を紹介する記事アルメニア祭りー10/10/2015 初日ーにも書いたように

12日は民族の日。

よかったらアルメニア祭りー11/10/2015 二日目ーも覗いてネ。




さてさて,最終日。

この日のメインは2つ。

Desfile Cuyabro(デスフィレ クジャブロ;意訳してアルメニアの行進)とミスコン。

私のカウンターパート(現地の相棒)によると

Desfile Cuyabro はアルメニア市126周年を記念した行進なんだとか。

じゃあ,今年だけ?

でも,126周年って祝うにしては中途半端じゃない?

ということは昨年は125周年を祝って

来年は127周年を祝うんじゃなかろうか,

結局毎年あってるんじゃないかなぁなんて思ってしまう。

真相はよく分からないけれど,確かに横断幕に「Armenia 126 año」とはあった。

この行進は,アルメニアの大きくいうと文化を紹介する内容だった。




先頭は,なんとアルメニアの街の清掃をする会社で働く人たちだった。

街のゴミ箱に入っているゴミを集めたり,中央分離帯の草をとっていたり,

道を掃いたり,よく見る制服だ。



コロンビアって,こういうのうまいよなぁ。と改めて感心した。

時々,感じる。

なんだろ,縁の下の力持ちっていうか,

そういう人々をこういう大々的なイベントで称える行為。

日本だったらどうだろ。やるだろうか。って思う。




 
音楽に合わせて箒と腰を振り振り,ノリノリだった!
いつもありがとう!




......おそらくないな。

日本でも働く人たちがこうやって行進してくれるだろうか。どうだろう。

してくれるかもしれない。してくれないかもしれない。

行進することが苦しいと感じるならば,

日本の社会が職業差別を形成しているということになるのかもしれない。

日本が考えなければならない課題だと思う。




ちっちゃい子も思わず音楽に合わせてお尻をふりふり♪
なんてカワイイ!





ここコロンビアに来て,日本社会って隠すというか触れず触らずしておくというか

うまく表現できないけど,そんな感じなんだなぁってよく思う。

どちらがいいとか悪いとか言ってるんじゃないんだけど。

まぁ,コロンビアでは大学の1人1人の成績もドガーーンと

掲示板に張り出されちゃってる。別に競争とかの意味ではなく。

あんまり競争社会じゃない気がするし。

あ,この子,この授業の点数足りない。再履修だ。とか分かっちゃう。

なんと,大学の教師の席を選抜する成績もネットで大公開。

何が足りなくて落ちちゃったんだとか他人が調べられる(笑)

日本じゃ,あり得ないね。










せっかく,縁の下の力持ちを称えるよう仕組んでいるのに,

すぐ後ろからマーチングバンドが来る。

この縁の下チームのアンプからガンガン流れる音楽と

マーチングバンドとの演奏が相殺し合って,

2組とも,もはやどんな音楽か分からない(笑)

どちらにとっても,もったいない。

こういうとこがコロンビアって惜しいんだよね。

なんでもがいいとこいってるんだけど,あと一歩なんだよなぁ。

行進の順番を工夫するとか,せめて間を十分開けるとかすればねぇ。







続いてくるのは,インディアンの部族の行進。




Inga インガ







Yanacona ジャナコナ


















キンディーオにも部族がいくつかあるみたい。複数とは知らなかった。

コロンビアでは,インディアンは地位が低いと聞く。

確かに,身なりがみすぼらしかったり物乞いで見かけたりする。

でも,コロンビアは58%がメスティーソ(白人とインディアンの混血)。

インディアンの血が流れているのにインディアンの部族を下に見るって

どんな気持ちなんだろう。

お土産屋さんでインディアンの伝統工芸もたくさん売られているし,

帽子やポンチョ,斜めかけバッグとか

昔インディアンのある部族のものであったろうと思われるグッズも,

お祭りやお出かけに身に着けている人たちを見かけるし,

斜めかけバッグに至っては若者が結構普段使いしている。

私にも,これインディアンのだよ。と,

私たちの文化なのって風に教えてくれる。



初日のDesfile de Yipaoを見に来てた家族

9月のバレンタインデーでのゲームamigo secreto(アミーゴ セクレート)で私に贈ってくれたプレゼント。
ポンチョと斜めかけバッグ。こうやってインディアン文化=コロンビアの文化として私に贈ってくれる。
余談だが,amigo secretoとはくじをひいて書いてあった人へ名前を明かさないでお菓子などを贈る。
その後10月にみんなで公開する場を設けて今度はちゃんとしたプレゼントを贈る。
ちなみにコロンビアは9月がバレンタインデー。





コロンビア人はインディアンの部族のことをどう思っているんだろう。

でも,こうやって行進することで知ってもらうことはいい事だと思う。

正しく知らないがために,悪意ある噂だけで判断することってあると思うから。

そして,残念なことに世の中って悪意ある噂がいっぱい流れているから。



夜のミスコンに出場する女性たち。
各グループの行進のあとにこうやって手を振っていた。
お披露目の場でもあるんだろうね。

コロンビアの昔の結婚式を表した行進の1コマ。
笑える寸劇しつつ行進してた。

これは,アンティオキア県メデジン市の花まつり風だね。

これもミスコン出場者

私が入っている伝統舞踊の先生のグループ。
いつもと全然雰囲気が違っていて行進が終わって分かった(笑)

こうやってarepa(アレパ);トウモロコシ粉のパンを焼く光景もコロンビアでは日常

そういえばこの竹馬に乗ってるような人たちもイベントではよく見るなぁ。







私としては,一番楽しかったのは,やっぱりダンス!

Machete(マチェーテ);幅広の片刃の剣を使った伝統舞踊から

コロンビア名物Salsa(サルサ)をビデオでどうぞ。
 



 私は,このようなmacheteを使って踊る伝統舞踊の練習に参加している。

踊りの中に,ちょっと男女の寸劇とか入って面白いんだよね。

だらしない夫と強い妻か,妻に他の男がちょっかいかけてきて

夫が追いはらうのに躍起になるという寸劇。






















日本では,伝統舞踊を踊るのはホントにごく一部の人になってしまったけれど,

(盆踊りは地域の夏祭りとかで今でも子どもたちも踊るのかな。

職場の校区はもう踊ってなかった気がするなぁ。)

こうやって小学生たちも踊る機会があるのはいいことだし

私が練習しているグループも大学生とかその年代。

25人くらいのグループ。

10月末はマグダレーナ県サンタマルタ市で行われるコンクールに出る予定。

私は出ないけど。でもコンクールができるくらい盛んってこと。

自分たちの文化を大事にしていくって,それこそ大事だよね。

自然と若い人たちに受け継がれていってるなぁって思う。









さて日がとっぷり暮れた夜は,メインステージでミスコン。

なんでもミスになった人はドミニカ共和国で行われる

インターナショナルなミスコンの出場権も得られるとかで

なかなか大きなコンテストじゃないかなと思う。

私はあんまり興味がなかったから,ささっと写真だけ撮って帰っちゃったけど。

私は,ミスコンするならミズコンをしてほしいし

必ずセットでミスターコンもしてほしい派(笑)


ミスコンはReinado(レイナード)と言い,
優勝者はReina(レイナ);クイーンと呼ばれます。






そんなこんなで歓喜の声とともにいろいろと考えさせられた3日間は

幕を閉じたのでした。

これからアルメニアは本格的に月末のハロウィンへ向かっていくのでしょう。

2年の派遣で,唯一,任地アルメニアで1度しか過ごせないのがこの10月。

昨年はコロンビアに派遣された直後で,首都ボゴタで一ヶ月間

現地語学訓練を受けていて任地には11月に赴任したから。

貴重な10月の一ヶ月間。アルメニアを満喫しちゃうもんね。

行進し終えた人たち。お疲れ様でした。






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